増量、減量に効くサプリ
いわゆるダイエット系サプリになるかと思いますが、増量と減量を助けるサプリについて。
このカテゴリについては、そもそも大部分のものについて有効性を示すエビデンスが全く無いとされています。一般的には一番目にする機会が多いカテゴリですけどね。
一応エビデンスが示されているものについても、増量は適切な筋トレ(負荷もちゃんと上げていく)、減量は運動や食事でアンダーカロリーとした状態により実施されているものですので、あくまで、それぞれの目的に向かって効率を上げるという位置づけになります。間違っても飲むだけダイエットみたいなのと混同しないようにしましょう。
画面の端っこに小さい字で書かれているやつですね。「個人の感想です」とか、「適切な食事管理、運動を取り入れた結果です」みたいなやつ。
除脂肪量の増加及び体脂肪量の減少が期待されるサプリメント
除脂肪体重増加(=増量向け)
通常さまざまな減量から単離されたたんぱく質で構成されています。(ホエイと大豆が最も一般的)。推奨される摂取量は体重あたり1.6g/kg/日以下(悪影響のない最大として2.2g/kg/日)。0.3~0.5 g/kgの量で、3~4回に分けて摂取し、摂取のタイミングは雲合に近い時間帯で運動後は効果的であるとされます。
筋肉たんぱく質の合成を促し、筋肉たんぱく質の分解を抑制する。レジスタンストレーニングプログラムの間に摂取することで除脂肪体重増加を促進する。
若年及び高齢の被験者に焦点をあてたメタアナリシスは筋肉量の増加を促進するプラスの効果を示している。
ロイシン
筋肉たんぱく質合成を促進し、(おそらくインスリンを通じて)たんぱく質の分解を抑制する。
短期的なデータは入手可能であるが、有効性を示す長期試験はない。
除脂肪(=減量向け)
体脂肪量の減少を促進し、除脂肪量の保持を促進する。
メタアナリシスにより脂肪の減少を促進し、除脂肪量の維持を促進するために、減量におけるたんぱく質量を増やした食事が小さいながらも有意な効果が出ていることが確認されています。
ピルビン酸(Pyruvate)
データは無く、些細な効果
クロム(Chromium)
インスリンの生物学的作用を増強すると考えられるが、影響はみられない
緑茶(ポリフェノールカテキン類およびカフェイン)(Green tea (polyphenol catechins and caffeine))
発熱剤および/または脂肪分解促進剤。些細な効果。
α-リポ酸(α-Lipoic acid)
明確な役割はないが、抗酸化剤の可能性。些細な効果。
共役リノール酸(Conjugated linoleic acid (CLA))
脂肪の酸化を促進するために膜の流動性を変化させる。些細な効果。
こんにゃく繊維(グルコマンナン)(Konjac fiber (glucomannan))
水溶性多糖類 - 食物繊維。些細な効果。
オメガ-3多価不飽和脂肪酸(Omega-3 polyunsaturated fatty acids )
明確な役割はないが、食欲抑制、血流改善、および/または遺伝子発現調節因子の可能性。些細な効果。
キトサン
脂質吸収を減らすための脂質結合剤。些細な効果。
最後の方はほんとにやる気あるんか?くらいな勢いですが、これでもエビデンスがあるとされているものですから、カテゴリの中としては優秀な方なのでしょう(適当)。
Small-to-trivial effect:取るに足らない~小さい効果→些細な効果と訳しましたが
報告書で書かれていたサプリ関係としては今回で一応ひと段落となります。
結論:とりあえずプロテインのもう!