筋トレ・ダイエット 諸説あります

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免疫機能を補助するサプリ

前回に続いてIJSNで紹介されているサプリについて。

カテゴリとしては、免疫機能を補助するサプリとのこと。

 

免疫補助サプリメント

ビタミンD( Vitamin D)

免疫力(抗微生物たんぱく質の発現)に影響を与える脂溶性ビタミン。欠乏と上気道症状の関連性がある程度認められている。ビタミンD皮膚の日光暴露により合成される(全体の90%を占める)。春から秋にかけて1,000IU/日程度の摂取を推奨。

 

プロバイオティクス(Probiotics)

生きた微生物で数週間経口摂取することにより腸内の有益なバクテリアの数を増やすことが出ます。これにより、腸内環境の改善、免疫機能の向上といった効果が期待されます。~10^10個/日の生菌を摂取した運動選手において、上気道症状の発生率が50%、期間が約2日短縮するなどの効果が認められている。軽微な副作用として、胃腸の不調などが挙げられる。

 

ビタミンC(Vitamin C)

活性酸素を鎮め、免疫力を高める水溶性抗酸化ビタミン。ヒトの運動に対するインターロイキン6とコルチゾールの反応を減少させる。ビタミンCの0.25~1.0g/日摂取により上気道症状が約50%減少。コルチゾールへの影響は炭水化物と比べると小さい。上気道症状発症後から摂取したケースでは効果が確認されていない。

 

炭水化物(飲み物、ゲル)

運動中に血糖を維持し、ストレスホルモンを低下させることにより免疫機能障害に対抗する。30~60g/時の炭水化物の摂取により、ストレスホルモンやいくつかの免疫かく乱を軽減する。

 

牛の初乳(Bovine colostrum)

牛の初乳には抗体、成長因子、サイトカインが含まれ、粘膜の免疫力を高め感染に対する抵抗力を高めるとされています。少数の研究により上気道症状の低下が示されているが、更なる検証が必要。

 

ポリフェノール(ケルセチン)(Polyphenols (e.g., Quercetin))

植物のフラボノイドの強力な抗炎症作用、抗酸化作用及び抗病原作用が実験室レベルで確認されている。動物に対しては、ミトコンドリアの生合成と持久力の向上を示している。

 

亜鉛(Zinc)

風邪の発生率と期間を減少させるといわれているミネラル。DNA合成や免疫細胞の酵素補因子として必要。亜鉛欠乏により免疫障害が起こり、運動選手にも良く見られる。

上気道症状を防ぐ効果についてのエビデンスは無く、高用量の摂取は免疫低下の懸念がある。ただし、上気道症状の治療に対しては中程度の効果が認められる。具体的には上気道症状発症後24時間以内に酢酸亜鉛ロゼンジ(75mg)を症状が治まるまで摂取する必要があります。副作用には口当たりの悪さや悪心などがあります。

 

グルタミン(Glutamine)

免疫細胞、特にリンパ球にとって重要なエネルギー基質であるアミノ酸。グルタミン量は長時間の運動や激しいトレーニングの後に低下します。運動前後でグルタミン補給(2×5g)を行った場合、上気道症状の減少が認められたいくつかの報告がある。メカニズムなどについては更なる調査が必要。

 

カフェイン(Caffeine)

パフォーマンスを向上させるサプリとしても出てきましたが、カフェインの補給によりリンパ球を活性化し、運動後の好中球昨日の低下を軽減するというエビデンスがあります。ただし、上気道症状への効果は不明です。

 

エキナセア(Echinacea)

薬草抽出物は、マクロファージに対する刺激効果を介して免疫力を増強するエビデンスが実験室レベルで示されている。初期研究では効果があるように思われたが、最近の研究では感染予防、治療に対する効果は示されていない。

 

オメガ3多価不飽和脂肪酸(Omega-3 polyunsaturated fatty acids)

魚油に含まれ、膜構成成分、エイコノサイド形成の調整といった部分で免疫機能に影響を及ぼし得る。運動後の抗炎症作用が期待される。コンセントリック運動による筋損傷性の機能変化、鈍的炎症に対して限定的な影響が見られるが、上気道症状の抑制に対するエビデンスは無い。

 

ビタミンE(Vitamin E)

運動誘発性の活性酸素を鎮め、免疫力を高める脂溶性抗酸化ビタミン。虚弱高齢者に対して免疫増強効果があるものの、若く健康なヒトに対しての効果は認められない。ある研究においてはビタミンEの摂取により激しい運動をしているヒトの上気道症状の発生割合を増加させたとしている。また、高用量摂取は酸化を促進させる可能性がある。

 

βグルカン(β-glucans)

酵母、真菌、藻、オート麦の細胞壁由来の多糖類で、先天性免疫を刺激すると考えられているが、人間に対する効果は認められていない(インフルエンザウイルスを接種したマウスで有効な結果)。

 

とりあえず、情報まで

もうしばらく続きます

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